研究課題/領域番号 |
18K10618
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
石川 志麻 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 講師 (50598919)
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研究分担者 |
藤田 美江 創価大学, 看護学部, 教授 (10233959)
岩瀬 靖子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 講師 (20431736)
吹田 晋 獨協医科大学, 看護学部, 講師 (30813779)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 医療的ケア児 / 多職種連携 / 地域包括ケアシステム / QOL / アウトカム評価 / coordinationレベル / 行政保健師 / 連携 / 評価指標 / 多分野他職種連携 |
研究実績の概要 |
2020年度から半構造化面接によるインタビュー調査を実施した。インタビュー対象者は,医療的ケア児とその家族(以下、当事者)に対し、多職種での支援経験のある者9人(医師1、行政保健師1、看護師2、保護者4、相談支援専門員1)である。多職種が関わり、当事者の生活が広がったと感じる事例について出生から時系列に沿って語ってもらった。①出生~退院まで、②退院後~3歳、③3歳以降~就学前、④就学以降の4フェーズに分け、子どもの社会生活の広がりや保護者自身の時間の確保・意欲向上の局面に着目し、生活の広がりにつながる支援を逐語録からコードとして抽出し、質的帰納的に分析した。語られた事例は12事例であり、フェーズ①「家族が退院後の生活を具体的にイメージできる支援」「家族が納得して意思決定できる支援」等4カテゴリ、②「親がどのような子育てを望んでいるのかを捉える支援」「前例がなくても必要なサービス導入を諦めずに交渉する姿勢」「退院時から地域の生活者として当事者を捉え孤立させない姿勢」等7カテゴリ、③「親が納得して意思決定ができる支援」「医療的ケアへの不安を有する新規支援者に対する支援」等9カテゴリ、④「本人と家族のそれぞれの思いを汲んで支援する姿勢」「当事者を中心に関係機関が自律した情報交換ができる仕組みの構築」等5カテゴリが抽出された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス蔓延により,研究対象者へのコンタクトが難しかった。また研究者も保健所応援にて積極的疫学調査に相当な時間数を割いていた。さらに自身の感染や体調不良もあり,進捗が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
医療的ケア児と家族のQOLの向上を志向した多職種連携に関するアウトカム評価指標試案の妥当性の検証を行う。 1)調査項目:これまでの研究成果で得られた4フェーズに含まれる合計25カテゴリを医療的ケア児と家族のQOLの向上を志向した多職種連携に関するアウトカム評価指標試案として精錬し、調査項目とする。 2)調査方法:指標案について、それが医療的ケア児本人と家族双方のQOLの拡大に必要な内容となっているか、多職種連携によって当事者の生活の拡大につながったか否かを確認できる内容となっているかを問うインタビュー調査を実施する。 3)調査対象者:多職種と連携しながら医療的ケア児と家族の支援に当たる者および当事者とし、できるだけ多様な事例を支援した経験のある人をリクルートする。フェーズ1-4のライフステージも網羅できるようにリクルートする。具体的には病院看護師、保育士、行政保健師、特別支援学校教諭、そして当事者の立場として医療的ケア児の保護者を予定し、合計10名程度を想定している。リクルートの際、医療的ケア児支援について保健師ジャーナルなどの商業誌に掲載されている記事や文献から把握できるもの、インターネットに当事者団体として情報公開している者を研究対象候補とする。 4)データ分析:研究対象者の語りを逐語録とし、指標案について語っている部分を抽出し、意味内容で分類整理し、カテゴリを作成する。カテゴリをもとに指標案について修正の必要性や削除、新たな項目を追加する必要性を研究班で検討する。
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