研究課題/領域番号 |
18K10629
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 兵庫医療大学 |
研究代表者 |
鈴木 千枝 兵庫医療大学, 看護学部, 准教授 (10635832)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 認知症 / 生活 / 安心 / 尺度 / 開発 / 生活状況 / 評価尺度 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,認知症の人の生活における安心を評価する尺度を開発することである.ます,安心の概念分析を行い,それを基に安心尺度原案を作成した.次に,専門職に対するインタビューおよび予備調査の実施により,21項目から構成される安心尺度を開発した.本調査では,軽度認知症の当事者を対象に自記式質問紙調査を実施し,得られた回答は,既存のQOL尺度等とともに主成分分析を実施した.その結果,安心尺度はQOL尺度の測定内容と類似性を示しつつ,「心地よい生活」「生理的欲求の充足」等その独自性が認められ,軽度認知症の人の生活における安心を測定するツールとして有用な客観的指標であることが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症の人が,地域で安心して暮らし続けるための支援体制の構築は喫緊の課題である.生活とは,その人の心身の状況や文化,価値観などに影響を受ける極めて個別性の高いものである.軽度認知症の人を対象に開発された本尺度を活用することで,当事者にとっての安心,一人ひとり異なる生活上の安心を客観的に測定することが可能となり,認知症になっても地域で安心して生活できるための支援方略を見出すことに寄与できると考える.
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