研究課題/領域番号 |
18K10633
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 神戸常盤大学短期大学部 |
研究代表者 |
山岡 紀子 神戸常盤大学短期大学部, 看護学科通信制課程, 准教授 (90530725)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | CBCL1.5-5 / 極低出生体重児 / 超低出生体重児 / M-CHAT |
研究成果の概要 |
幼児期早期の低リスク極低出生体重(VLBW)・超低出生体重(ELBW)児の発達特徴における幼児期後期の行動発達との関連を明らかにするため、1)幼児期早期に発達に関する問題を認めなかった低リスクVLBW・ELBW児のうち生後3~5年時点で問題が顕在する児がどの程度存在するのか、2)幼児期早期に潜在する行動発達に関する問題の早期発見・介入につながる予測因子は存在するのか、の2点について調査後分析した。幼児期早期に正常と判定後、半数近い児が3~5歳時に行動や感情の問題が現れた。また、幼児期早期に実施したM-CHAT項目の中で問題の予測因子となり得る可能性がある3項目を見出すことができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は低体重で生まれたという以外に合併疾患を有しないVLBW・ELBW児の幼児期における発達に関する数少ない縦断的研究であることが挙げられる。生後18~24か月時にM-CHATで陰性と判定されても、その半数近くの児が3~5歳時に行動や感情の問題が現れる可能性を示した。また、3~5歳時に顕在化する問題の早期発見・介入につながる予測因子として、生後18~24か月時に実施したM-CHATの項目の中で可能性があるものをいくつか見出すことができたことは、ハイリスク児だけではなく低リスクVLBWおよびELBW児の継続的な行動発達評価の重要性を強調するものであると考える。
|