研究課題/領域番号 |
18K10636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
高橋 宏子 信州大学, 学術研究院保健学系, 准教授 (80195859)
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研究分担者 |
中村 昭則 信州大学, 医学部, 特任教授 (10303471)
日根野 晃代 信州大学, 医学部附属病院, 講師(特定雇用) (20596366)
奥野 ひろみ 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (60305498)
五十嵐 久人 信州大学, 学術研究院保健学系, 准教授 (90381079)
山崎 明美 信州大学, 学術研究院保健学系, 特任講師 (60299881)
石田 史織 信州大学, 学術研究院保健学系, 講師 (20710065)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 在宅療養 / 神経難病 / ICT / 多職種 / 情報交換・共有 / 情報共有・交換 / ICT活用 / 多職種情報共有システム / チームケア / 在宅療養支援 / 情報共有システム |
研究成果の概要 |
在宅療養支援には情報共有が重要であり、難病支援においてもICT活用による多職種情報共有システムが運用されている。本研究ではこのシステムにコミュニケーション支援に必要な情報項目を入れ、在宅筋萎縮症側索硬化症療養者を支援する多職種による活用後の経過を追い、療養支援全般とコミュニケーション支援における効果分析を目的とした。この活用を通して、療養者の病状変化、入院、退院後の不安定な状況でチーム間の情報交換・共有頻度が増え、総合的な状況把握、スムーズな連携、支援者間の安心や信頼関係の構築、チームとして課題解決に向かう意識の高まり、さらに療養者・家族の安心な生活の維持に一翼を担ったと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のアウトプットは、チーム間の情報交換・共有が進み、知識・技術、意識に変化がおこる、アウトカムは利用者本人の課題解決に向けて寄与できるとした。研究成果から、他職種の入力により、少なからず状況の理解や意識の高まりに繋がったと考えられた。しかし情報共有ツールとしての活用はできても、タイムリーな課題改善には至らなかった。全般的な課題は多く、汎用性を考えた時、システム運用のリーダーの存在、施設や職種に限定されない利便性の検討が必要である。今回は対象者が少数であったので、今後ケースとシステム活用の協力者を増やし検討し、コロナ禍において益々重要視されるICT活用による多職種・多機関の連携に寄与したい。
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