研究課題/領域番号 |
18K10643
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
森田 牧子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70582998)
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研究分担者 |
渡邉 多恵子 淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (30598636)
森 真喜子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 教授 (80386789)
青山 美紀子 亀田医療大学, 看護学部, 講師 (80582999)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 精神科訪問看護師 / 虐待予防 / 家族支援 / 精神障害者 / 不適切な支援 / 精神科訪問看護 / 訪問看護師 / 虐待リスク / セルフケア / 在宅 / 虐待 / 訪問看護 / 在宅精神障害者 / 精神科 / 不適切な介護 / 家族 |
研究成果の概要 |
虐待に発展する可能性のある、家族による不適切な支援状態の精神障害者に対して訪問 看護師が提供した看護内容(アセスメント項目)をインタビューから明らかにした。分析はオレムのセルフケア理論に基づき9個の看護支援項目を抽出した。つぎに虐待リスクのある精神障害者と家族に支援を提供した訪問看護師に1事例を想起してもらい、在宅精神障害者の介護状態評価尺度による評価と看護支援項目との関連を明らかにした。虐待予防には【利用者は自分自身の健康に注意を払い、生活環境に注意を向けることができる】支援が最も寄与していることが明らかとなった。今後は本結果内容をさらに発展させ、ケアプログラムの決定と教育の実施を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在宅精神障害者への訪問看護では疾患の状態観察から日常生活支援、家族支援という多岐にわたる看護内容を提供している。そのため、家庭内という密室の中で生じる不適切な支援状態や虐待という場面に遭遇することもある。虐待の先行研究では、高齢者領域において報告が多く、精神障害者に関する研究はほとんどないため、尺度を用いて虐待リスクを定量的に評価し、実際の支援項目を明らかにしたことは新規性、独自性は高い。また、研究成果として虐待予防に効果的な支援項目が抽出されたことは、精神障害者と家族が安定した状態で地域生活を継続する延伸に寄与すると考える。虐待予防に関する看護教育の一助にもなるであろう。
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