研究課題/領域番号 |
18K10658
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 帝京科学大学 |
研究代表者 |
梅津 靖江 帝京科学大学, 医療科学部, 准教授 (50709087)
|
研究分担者 |
衣川 さえ子 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (90538927)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 訪問看護 / 医療安全 / リスクマネジメント / 家族介護者 / インシデント / アクシデント / 教育 / 家族 / 教育プログラム |
研究実績の概要 |
2018年度は、「日本国内の訪問看護における医療事故とリスクマネジメントの現状と医療安全に関する教育ニーズ」の研究を行った。その結果、訪問看護ステーションの管理者によると、家族介護上のインシデントとアクシデントは訪問看護師と同様な発生傾向で、転倒、服薬や爪切り等に伴い発生しており、家族介護者が安全を確保する上での心理的負担感があることが確認できた。また、訪問看護師による家族指導は実施されているが、今後さらに、家族介護者への安全確保のための知識やスキルを高める教育的関わりを行う必要性が示唆された。これまで、訪問看護師が家族介護者への安全確保のための知識やスキルを高める教育 的関わりに関する研究はほとんどなかった。そこで、2019年度は、長年の経験を積んだ熟練訪問看護師の家族介護者への安全確保のための優れた教育的関わりを、質的に明らかにすることを目的として、熟練訪問看護師にインタビューを実施し、質的記述的研究に取り組むことにした。熟練訪問看護師の家族が療養者介護を安全に行うための教育的関わりは、信頼関係形成を土台に展開されており、起こりうるリスクの予測と説明、その対処、事故が起こった時の対処というリスクマネジメントを行っていた。これらの具体内容は家族が療養者介護を安全に行うために重要な内容であり、今後、家族への教育のプログラムの開発が望まれた。最終年度は、家族への教育プログラムの開発を行った。開発した二部構成のプロクラムは、精度を高めるために看護教育や看護管理の責任者経験を持つ在宅看護の研究者による助言等を得て修正し、研修内容と方法を確定した。
|