研究課題/領域番号 |
18K10666
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 聖カタリナ大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
小西 円 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (30616131)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 中途覚醒 / 排泄ケア / 高齢者 / 介護保険施設 / 夜間睡眠 / おむつ / 睡眠・覚醒リズム |
研究成果の概要 |
介護保険施設入所高齢者の睡眠改善を目指した排泄ケア方法を検討するため、夜間のおむつ交換を必要とする入所高齢者を対象に、夜間、一律定時に行われるおむつ交換の回数を減らす介入を実施し、睡眠変数の変化からその効果や高齢者の特徴を検討した。 尿意の訴えがなく終日おむつ交換を必要とする女性高齢者の場合、夜間のおむつ交換を減らす介入効果は、認知機能やADLレベルとの関係があると推定された。また、尿意を表出できる女性高齢者の場合、夜間のおむつ交換は再入眠、中途覚醒いずれの要因にもなりうることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
夜間の排泄ケアは睡眠・覚醒リズムを阻害する可能性が指摘されていることから、本研究の結果を活用することで、おむつ交換による中途覚醒や入眠促進への影響を検討する際の一助になり、睡眠改善を促すケアの根拠になる。特に、尿意の把握が困難な施設入所直後や尿意を訴えることができない対象者には有用であると考える。また、高齢者の睡眠変数は個人差や日ごとの変動があることから、本研究の結果を活用し事例を丁寧に積み重ねることで、施設の生活スケジュールを考慮したうえで個別性のあるおむつ交換方法を検討できると考える。
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