研究課題/領域番号 |
18K10694
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
谷口 浩成 大阪工業大学, ロボティクス&デザイン工学部, 准教授 (00508955)
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研究分担者 |
脇元 修一 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (40452560)
森永 浩介 広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 助教 (40734760)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 動力義手 / ソフトアクチュエータ / ソフトロボティクス / 空気圧人工筋肉 / 小児 / 空気圧 / 人工筋肉 / 前腕動力義手 / 細径マッキベン型空気圧人工筋肉 |
研究成果の概要 |
本研究では,小児用の前腕動力義手の試作と機械的な基本性能の評価を行った.アクチュエータに細径マッキベン型空気圧人工筋肉を用い,高い安全性と日常生活での実用性を備え,軽くて見た目も装飾義手と遜色がなく,人間らしい動きができる小児用前腕動力義手を開発した. また,開発した前腕動力義手を欠損児に使ってもらい,日常生活を想定したモデルケースにおいて,動力義手の操作性や耐久性などを総合的に評価した.これらの内容により,提案する義手の有用性を実証し,実用化への基盤を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,先天的あるいは後天的に上肢に欠損を抱える小児の日常生活の補助を目的とした,空気圧人工筋を用いた小児用動力義手を開発した.本研究成果は,ソフトロボティクスに関連する要素技術開発および応用であり,これらの分野における学術的意義は非常に高いと考えられる. また,開発した義手は,従来の筋電義手と比べて非常に動作速度が早く,使いやすいことが明らかとなった.被験者が使用している外国製の筋電義手では,把持に失敗し,把持をやり直すなど,繰り返し指の開閉動作をする際にストレスを感じると被験者は述べており,本義手は新たな義手としての可能性を示した.このことから,社会的意義も高いと考えられる.
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