研究課題/領域番号 |
18K10696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
平岡 崇 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (20351926)
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研究分担者 |
椿原 彰夫 川崎医科大学, 医学部, 教授 (10138117)
三原 雅史 川崎医科大学, 医学部, 教授 (80513150)
目谷 浩通 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30330583)
用稲 丈人 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (00802688)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 高次脳機能障害 / 社会的行動障害 / 脱抑制 / 側頭葉 / 扁桃体 / 淡蒼球 / Kluver-Bucy症候群 / fMRI / functional MRI / リハビリテーション / 脳機能画像 / 神経心理学的検査 |
研究成果の概要 |
社会的行動障害患者においては、健常者に比し左右の側頭葉と左右の扁桃体/淡蒼球間の間でのFunctional conectivityが有意に低下していることが示された。感情のgeneratorと考えられる扁桃体及び行動抑制系回路である下前頭前野回路の一部である淡蒼球を含む結果となっておりreasonableな結果と考える。またKluver-Bucy症候群との類似性についても推定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的行動障害の存在は、社会参加の大きな妨げとなる。しかし、そのメカニズムにはまだまだ不明な点も多く、原因の解明が求められている。今回の結果から、社会的行動障害の発症する神経基盤として、側頭葉と左右の扁桃体/淡蒼球などの機能低下の関与の可能性が示されたことより、社会的行動障害なかでも脱抑制の病態の解明に一歩近づくことができたものと考える。この結果は、社会的行動障害患者の診断および治療法開発のための基礎的情報となる重要な情報となるものであると愚考する。
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