研究課題/領域番号 |
18K10717
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
菊地 尚久 横浜市立大学, 医学研究科, 客員准教授 (90315789)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / 慢性期 / 痙縮 / ボツリヌス治療 / 髄注バクロフェン治療 / 経頭蓋磁気刺激 / データベース研究 / 多施設間研究 / ADL / QOL / ボツリヌス療法 / リハビリテーション治療 / 多施設間検討 |
研究成果の概要 |
脊髄損傷患者に対して痙縮に対するA型ボツリヌス毒素治療と持続的髄腔内バクロフェン投与療法による積極的痙縮治療、反復経頭蓋磁気刺激治療、末梢神経に対する電気刺激治療をリハビリテーション治療と組み合わせて行うアプローチにより、上肢運動機能、ADL、QOLをいかに改善できるかを検証するために研究を施行した。脊髄損傷の高位と機能とその変化に関しては痙縮治療群、経頭蓋および末梢電気刺激群とも有意な改善を認めた。痙縮に関しては痙縮治療では明らかな改善を認めたが。経頭蓋および末梢電気刺激群でもわずかな改善が認められた。ADLについても両群とも有意な改善を認め、QOLにも良い影響があることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は脊髄損傷患者に対して痙縮に対するA型ボツリヌス毒素治療と持続的髄腔内バクロフェン投与療法による積極的痙縮治療、反復経頭蓋磁気刺激治療、末梢神経に対する電気刺激治療をリハビリテーション治療と組み合わせて行うアプローチにより、上肢運動機能、ADL、QOLをいかに改善できるかを検証するために施行した。本研究では回復期以降の脊髄損傷患者に対して痙縮治療および大脳への反復磁気刺激および末梢電気刺激治療と集中的なリハビリテーション治療を施行することによる効果を多施設間で介入検討するものであり、この成果は慢性期脊髄損傷患者の運動機能、ADL、QOLに対して大きな寄与を与えることができたものと考える。
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