研究課題/領域番号 |
18K10718
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
石田 章真 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (20632607)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 麻痺側強制使用 / 脳内出血 / 上肢巧緻機能 / 小脳赤核路 / ウイルス二重感染法 / 選択的神経遮断 / 麻痺側上肢集中使用 / リハビリテーション / 内包出血 / 赤核小脳路 / 神経遮断 / リーチング機能 / 小脳核 / 赤核 / 皮質赤核路 / 皮質網様体路 / 青斑核 / 小脳中位核 / 網様体 / 神経可塑性 / 脳卒中 / 脳幹 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
脳出血後の集中的リハビリテーションによる運動機能の改善が報告されている。その改善メカニズムにおける小脳が関与する運動調節系の関与について、赤核-オリーブ核-小脳の回帰性回路に注目し、選択的神経遮断をラットで実施し、上肢巧緻機能を評価した。その結果、対照群に比べ小脳赤核路の神経遮断により改善機能が有意に低下することが証明され、脳出血後の麻痺側上肢集中使用による上肢巧緻機能の回復における小脳の調節機構が関係することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中後に麻痺側上肢を集中使用させるリハビリテーションとしてCI療法がおこなわれている。その改善メカニズムを動物実験レベルで検討するために本実験が実施された。これまでに脳内出血モデルを用いた研究から、脳出血後の麻痺側集中使用による機能改善と皮質赤核路の因果関係を示しているが、本研究の結果から上肢巧緻機能の回復における運動実行系の階層的な変化に加え、小脳赤核路が関与する運動調節系の関与も明らかになった。加えて、調節系においても実行系に即した階層的な変化が生じている可能性が示された。
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