研究課題/領域番号 |
18K10727
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
田辺 茂雄 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (50398632)
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研究分担者 |
小山 総市朗 藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (90754705)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / ロボット / 歩行 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,対麻痺者歩行再建ロボット使用時の最適な歩行器操作法を解明することであった.本研究の成果として,まず,ロボット補助歩行時の,歩行者と歩行器の距離を計測するシステムを構築した.次に,定常歩行時の時系列データから,練習すべき動作課題を検討した.その結果,習熟するにつれて1歩行周期中に2度,歩行者と歩行器の距離が離隔/接近する様式に収束する傾向を認めた.最後に,転倒につながる姿勢変化を模擬し,その過程を検討した.結果として,歩行者と歩行器との過度な接近は,1秒程度で生じる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は,対麻痺者歩行再建ロボット使用時の最適な歩行器操作法の解明である.対麻痺者のための歩行再建用装着型ロボットは,国内外問わずこれまでに多数提案されている.最適な歩行器操作法が解明されることによって,練習すべき動作課題が明らかとなる.また,動作に対するフィードバックなどへの応用も可能と考えられる.これらの知見および改良によって,より早期の,より広い対象におけるロボット補助歩行自立およびその後の転倒予防が期待できる.対麻痺者の歩行再建に対する期待は高く,ロボット補助歩行の練習方法改善や機器改良に寄与する本研究の学術的,社会的意義は大きいと考えられる.
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