研究課題/領域番号 |
18K10729
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 大阪保健医療大学 (2020-2022) 関西福祉科学大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
森岡 悦子 大阪保健医療大学, 大阪保健医療大学, 客員教授 (70441334)
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研究分担者 |
大西 環 大阪保健医療大学, 言語聴覚専攻科, 教授 (70747047)
松井 理直 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (00273714)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | コミュニケーション能力 / 失語症 / 言語的活動 / 評価 / 情報伝達能力 / 認知機能 / 言語的活動性 / 環境因子 / 家族支援 / 神経心理学的検査 / 活動 / コミュニケーション環境 / 心理的側面 / 言語聴覚療法 / 実用コミュニケーション能力 |
研究成果の概要 |
本研究では,失語症者における情報伝達力に注目したコミュニケーション能力を評価する尺度を考案することを目的とした.試案した評価尺度は,日常生活上の伝達を要する場面を課題とし,伝達内容の複雑性,具体性,論理性の各要素の難易度を調整した14の上位項目で構成した.本尺度は,既存の実用コミュニケーション能力検査(CADL)短縮版との有意な相関から基準関連妥当性が認められ,さらに因子内容からも妥当性が認められた.また,本評価尺度のCronbachのα係数より項目の内的整合性が高いと判断された.試案した評価尺度は,失語症者のコミュニケーション能力の評価として有効と考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
失語症者の活動の向上と社会参加の促進に必要なリハビリテーションと支援を進める上で,コミュニケーション能力の評価は不可欠であるが,評価に時間を要するために,臨床における実施頻度は十分とは言えない.本研究で考案した評価尺度は,短時間で失語症者のコミュニケーション能力を評価できるため,実用化により必要な頻度で評価が可能となり,リハビリテーションと社会支援に効果的に役立つことが期待できる.
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