研究課題/領域番号 |
18K10741
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
安 啓一 筑波技術大学, 産業技術学部, 講師 (70407352)
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研究分担者 |
灰谷 知純 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 感覚機能系障害研究部, 流動研究員 (90804500)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 吃音 / 白質 / MRI / 接続性 / デフォルトモードネットワーク / 角回 / 流暢性 / 脳機能 / 拡散テンソル画像 / 弓状束 / トラクトグラフィ / 音声 / 白質経路追跡 |
研究成果の概要 |
本研究では吃音のある成人130件以上ののMRI画像を収集した.コロナ禍の制約で被験者募集と実験が難しかったため,統制群の数は目標に達しなかった.安静時の脳活動測定から得られた脳白質の接続性についての結果が国際会議で報告された.治療前後の比較を行う予定だったが,各治療の種類の違いから比較を断念し,統制群との比較に重点を置くこととした.また、白質の経路追跡による解析結果から,吃音のある者において特定の脳部位で白質の構造が変化していることが示唆さた.最終年度では統制群のデータ収集や解析環境整備を行い、公開データセットを活用した予備的な解析を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
吃音に関するMRI研究により,脳の画像データを収集した.研究結果は国際会議で報告され、特定の脳部位で吃音者の白質の構造変化が示唆された。この研究は吃音の病態理解に貢献し,将来的に吃音の臨床の指標となる可能性が示唆された.。また,研究実施や一般手法によるデータ共有化に向けた取り組みが行われた.これらの成果は社会や医療現場において,吃音の理解や臨床研究の向上に寄与することが期待される.
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