研究課題/領域番号 |
18K10742
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鎌田 実 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20224644)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 軽度認知障害 / 自己評価 / 運転助言支援 / MCI / ドライバ / MCIドライバ / 運転評価支援 |
研究成果の概要 |
日常生活の移動活動に大きな影響を及ぼす運転中止は、高齢化とマイカー依存の強い公共交通の脆弱な地域では深刻な問題になっている。また、高齢ドライバは運転技能に対する自己評価が実際よりも高い傾向があることから、運転中止に対して本人が納得することが困難な場合もある。運転中止宣言による日常生活や心理的な影響を鑑みると、運転においても早期介入が必要だと考える。本研究では軽度認知障害(MCI)の段階でドライバが運転継続や断念を受容しやすい、客観的な自己評価手法を取り入れた運転助言支援方策を提案することを目的とし、運転助言支援モデルの作成、日常運転行動の自己評価に有用な定量的客観的評価指標の提案を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運転技能の改善や維持には、本人の不安全な運転行動に対する自己評価が重要な要素であると指摘されている。実際、運転中止を宣言されても、本人が運転技能の低下を認めず、納得できずに運転を継続し、運転行動の改善を怠るケースも多い。つまり、実際の運転行動と主観評価である自己評価との間にギャップが存在することが、運転技能の改善に悪影響を与えている可能性がある。本研究で提案した客観的な評価手法を取り入れた方法は、運転技能の改善と運転中止の受容が促進できる可能性がある。
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