研究課題/領域番号 |
18K10751
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
丸岡 弘 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80325985)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | COPD / 運動 / 神経筋電気刺激 / ビタミンC / サイトカイン / 肺胞 / Skeletal muscle atrophy / NMES / Alveoli / Cytokine / 疾患モデルマウス / 慢性閉塞性肺疾患(COPD) / 廃用性筋委縮 / 慢性閉塞性肺疾患 / 神経筋電気刺 / 肺組織 |
研究成果の概要 |
運動期間の違いや神経筋電気刺激(NMES)、ビタミンC(VC)摂取と運動が肺胞やサイトカインにおよぼす影響を検討した。運動期間の違いはTNF-αとCathepsin-Lに影響をおよぼすことが示された。また平均肺胞径やマクロファージでは運動有により減少が示された。NMESは肺においてIL-6、筋においてMuRF-1の有意な減少が示された。VC摂取有と運動有において肺はIL-4の増加とIL-6の減少、骨格筋ではDrp-1とIL-6、NRF-2の減少が認められた。このことから、運動やNMESなどは肺においてサイトカインや形態的な変化、骨格筋においてサイトカインに影響をおよぼすことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、COPD筋萎縮モデルマウスを作製し、炎症や肺胞破壊の抑制、筋萎縮に対する介入として、運動や神経筋電気刺激、ビタミンC摂取の併用による検討を行った。本研究の学術的意義は、運動などが肺組織や炎症性サイトカインなどにおよぼす効果を組織学的観察と生化学的分析を用いて検証したことにある。その結果、運動などは、肺においてサイトカインやマクロファージ、肺胞の形態的な変化など、骨格筋においてサイトカインに影響をおよぼすことが明らかとなった。このことから、運動などは肺胞や炎症性サイトカインに影響をおよぼすことから、新たな治療効果を解明する知見に繋がり、基礎的データを呈示できる研究結果となった。
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