研究課題/領域番号 |
18K10758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
藤澤 祐基 杏林大学, 保健学部, 講師 (50612587)
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研究分担者 |
岡島 康友 杏林大学, 医学部, 教授 (50160669)
中野 尚子 杏林大学, 保健学部, 教授 (90549106)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 片麻痺 / 利き手 / 書字 / 巧緻運動 / 運動学習 / 三次元動作解析 / 脳卒中片麻痺 / 書字動作 / 自由度 / CI療法 / 動作解析 / 上肢 |
研究成果の概要 |
脳卒中片麻痺の書字運動中のペン先、示指、手首評点の三次元動作解析により、その特性を調査した。本研究の目的は、急性期脳卒中の発症からの上肢パフォーマンスの向上を片麻痺自体の改善と区別することである。片麻痺患者では、ペン先と指・手首の運動の連結を高める戦略をとる特徴があり、健常者の左手に似た特徴があった。発症からの変化では、麻痺自体に変化がなくとも麻痺手書字のパフォーマンスが改善する症例があった。つまり、片麻痺患者では動作戦略の変化によって麻痺の改善を伴わないパフォーマンスの向上が可能となることがあり得ることを示唆した。上肢片麻痺の回復は麻痺手のパフォーマンスとは無関係に評価されるべきである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中片麻痺の上肢機能について、多関節運動制御の観点からその運動自由度を定量化し、麻痺そのものの改善とパフォーマンスの変化を区分した。「リハビリテーションにおける運動学習とは何か」を再考する学術的意義があった。
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