研究課題/領域番号 |
18K10759
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
中島 剛 杏林大学, 医学部, 講師 (60435691)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 神経リハビリテーション / 脊髄可塑性 / 運動イメ―ジ / 皮質脊髄路 / 介在ニューロン / 錐体路 / 頸髄介在ニューロン / 可塑性 / 脊髄損傷 / 運動機能再建 / 脊髄介在ニューロン / 運動機能回復 / 巧緻運動 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、運動系下行路の再構築の基盤となるヒト介在ニューロンの活動励起と、その可塑性を促す神経リハビリテーション法を開発することにある。特に、随意運動の困難な場合でも、錐体路長期増強を誘導できる介入方法について検討した。その結果、当該脊髄可塑性誘導法は、運動麻痺患者においても遂行可能な運動の脳内想起(運動イメージ)と組み合わせることにより、錐体路間接経路に長期増強効果を生み出し、運動機能を改善させる可能性があると示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、外部刺激による脊髄神経回路網への可塑性誘導法の開発し、運動機能再建のための新たな神経リハビリテーション法を検討するものである。当該脊髄可塑性誘導法は、当初、筋の活動を多少起こせる方のみが対象であった。しかしながら、今回、随意運動が極度に困難な方でも、運動を脳内に想起することさえできれば、脊髄に可塑性誘導できることがわかり、当該症例でも運動機能を改善させる可能性があることが示唆された。
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