研究課題/領域番号 |
18K10808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
金子 秀和 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (20356801)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リハビリ / 学習 / エラー / アシスト / 運動感覚 / フィードバック / 脳損傷 / 片麻痺 |
研究成果の概要 |
我々は、感覚運動連合学習において、正応答動作と同様の神経活動を誘発できれば、学習過程を促進可能と考えている。これまで、タスクのキューである空圧刺激から一定時間後に誤応答動作を強制的に引き起こすことで学習過程の促進効果を得ている。本研究では、応答動作に同期して正応答あるいは誤応答動作を誘発することによって学習過程に介入できるか検討した。その結果、応答動作のタイミングで正応答様動作あるいは誤応答様動作を強制的に誘発しても統計的に有意な学習過程の促進効果も遅延効果も得られなかった。空圧刺激と応答動作の関係を学習する際、空圧刺激に関連付けて応答動作様の運動感覚を誘発することが重要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロボット技術をリハビリテーションに活用することへの期待が高まっている。本研究では、タスク遂行中に強制的に応答動作を引き起こすことが可能な動物実験モデルを用いて、応答動作のタイミングに合わせて強制的に応答様動作を誘発することで学習過程に介入可能かどうか検証した。その結果、空圧刺激と応答動作の関係を学習するタスクにおいては、空圧刺激に関連付けて応答動作様の運動感覚を誘発することが重要であると考えられた。本研究によって得られた知見は、ロボット技術をリハビリ分野に適用する際の効果の裏付けを与えるものであり、神経科学的知見に基づくニューロリハビリテーション技術の今後の研究において有用と考えている。
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