研究課題/領域番号 |
18K10818
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
北村 尚浩 鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 教授 (70274868)
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研究分担者 |
前阪 茂樹 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 教授 (10209364)
中村 勇 鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 講師 (70315448)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 武道 / 伝統文化 / 中学校 / 体育 / 伝統 / 文化 / 学習効果 / グローバル化 / 海外柔道家 / 参加動機 / 中学生 / 武道教育 / 教育的機能 |
研究成果の概要 |
指導する側の教員は,武道の授業を通して「他者を尊重する態度や礼儀,礼法中心の指導」や「立ち居振る舞いや所作」「感謝の気持ち」の指導に留意している.それに対して学習者である生徒は,武道の中で重要視される礼儀作法や精神修養のような日本の伝統的な価値観や行動様式,生活様式を伝統文化として学習していることが明らかになった.生徒は武道それ自体や姿勢,立ち居振る舞いを日本の伝統文化として認識されている. また,海外の武道実施者は,武道をスポーツの一種目として捉えており,学習成果としても力や運動技能の習得などが多く挙げられたのと比較して,他者への敬意や日本の伝統文化の理解などは少ないことが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2012年4月に,日本の伝統文化の継承を目的として中学校の体育で武道が必修化された。体育の授業の中ではスポーツの一つとして扱われるが,その教育には日本の伝統文化の継承という,他の種目にはみられない特異性を有している.武道は伝統文化の継承・発展のための教材として教員の間でも一定の評価が得られており,そのためのツールとしての期待感が強い(北村,2013). しかしながら,武道が必修化されて10年が経過する中で、日本の伝統文化として何を教えるべきかは,必ずしも明確になっていない。本研究は,教育政策の成果を評価するものであり、政策評価の観点からもその意義を有するものである。
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