研究課題/領域番号 |
18K10819
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
井村 祥子 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 助教 (30586699)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 動的バランス / 動力学的解析 / 角運動量 / 重心移動 / バレエ / 回転運動 / 運動方程式 / 動力学的分析 / 逆動力学 / 回転動作 / バランス / バイオメカニクス / ballet / turn / kinetics |
研究成果の概要 |
バレエの鉛直軸周りの回転動作では、転倒しないよう重心の水平移動や前後左右軸周りの角運動量が調整される必要がある.本研究の目的は、重心移動及び転倒の角運動量に対する動力学的貢献を調べ,片脚支持回転動作におけるバランス調整方法を明らかにすることである。ダンサーによる4回転までの片脚支持回転動作について,逆動力学演算を行い関節トルクを求め全身の運動方程式を用いて重心の水平移動及び支持脚足圧中心周りの角運動量における関節トルク・運動依存項・重力項の貢献を求めた。回転数の増加に伴い,重心の前方移動は減少し,爪先立ち時の前後回転の角運動量が減少した.支持脚外側への移動や左右回転の角運動量は変化しなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
片脚回転動作におけるバランス制御の動力学的解析は、転倒を防ぐための関節運動の制御において具体的にどのようなトルク発揮が有効であるかを明らかにすることができる。身体重心の速度における関節運動の貢献の三次元解析,またシミュレーションのための三次元で機能する粘弾性ばねモデルの作成は転倒予防研究におけるブレイクスルーとなる。動力学的解析手法で構築される下肢モデルの開発手法を確立すれば,片脚支持回転動作、片脚立ちジャンプ,歩行時の方向転換における片脚支持期の動作解析などに応用することができ,回転動作だけでなく他の類似動作のシミュレーション研究にも応用できる.
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