研究課題/領域番号 |
18K10823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 亜細亜大学 |
研究代表者 |
東浦 拓郎 亜細亜大学, 国際関係学部, 講師 (50436268)
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研究分担者 |
金田 健史 白鴎大学, 教育学部, 教授 (00406232)
福本 寛之 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (00779308)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 身体活動 / ボールゲーム / 体力 / 敏捷性 / 巧緻性 / 実行機能 / 抑制 / 認知的柔軟性 / アジリティ / スキル / 認知機能 / 有酸素能 / 体育授業 / 児童期 / ストループ課題 / 身体活動量 |
研究成果の概要 |
本研究は児童期の身体活動・体力と高次認知機能(特に実行機能)の関係について検討した。その結果,①学校体育におけるボールゲームは実行機能,その中でも機能選択的に認知的柔軟性を改善させること,②体力要素の中でも,敏捷性は実行機能の抑制を含む認知機能に,巧緻性は視覚探索や視覚情報処理速度といった認知機能に関係することが示唆された。以上のことから,児童期に敏捷性や巧緻性等が要求される身体活動,スポーツを実施することは,実行機能を司る前頭前野を含む脳機能の向上に寄与するものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主な知見は、①45分間の体育授業は、前頭前野が担う実行機能の中でも“認知的柔軟性”を向上させること、②体力要素の中でも敏捷性は実行機能(抑制)を含む認知機能に、巧緻性は視覚探索や視覚情報処理速度に関連することが挙げられる。 これらの研究成果は、学校教育の観点から非常に意義深く、子どもの学力、社会的思考・判断力を養う運動プログラムの開発の一助となる。そして、学力と密接に関連するとされる実行機能に対する体育授業の有用性、また、身体活動・体力との関係について言及することで、児童、保護者、教育関係者への身体活動・体力の向上に対する意識づけを喚起することにも貢献できるものと考える。
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