研究課題/領域番号 |
18K10851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
藤井 康成 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 教授 (30315410)
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研究分担者 |
木葉 一総 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 准教授 (00644395)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膝前十字靭帯損傷 / 膝外反 / 骨盤機能訓練 / Pelvic Mobilityテスト / 腹横筋 / 三次元動作解析システム / 骨盤機能 / Knee valgus / knee valgus / 前十字靭帯損傷 / 下肢アライメント異常 / 骨盤・股関節機能 / 超音波エコー / モーションキャプチャーシステム / Pelvic mobilityテスト / 動的下肢アライメント |
研究成果の概要 |
膝前十字靭帯損傷の原因として、近年、着地やストップ時などの膝屈曲時に生じる膝が内側に曲がる現象、knee valgus(KV)が注目され、その予防には、体幹の安定性向上を目的としたバランストレーニングや骨盤・股関節周囲の柔軟性を高めるトレーニングが必須とされている。本研究では、我々の開発した骨盤訓練を継続的に行うことによる骨盤機能への影響を調査し、並行して訓練前後での骨盤運動を自動制御する腹横筋の収縮能の変化と、3次元動作解析装置を用いて膝屈曲時の膝屈曲方向の変化、KVの改善の有無を調査した。結果は、骨盤機能の改善は明らかに認められたが、腹横筋の収縮能やKVの改善は得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動的下肢アライメント障害の一つで、膝前十字靭帯損傷の原因となるKVを改善・予防するために、我々は体幹の安定化機能の向上を目指して新しい骨盤訓練を開発した。本研究では、新しい骨盤訓練を継続的に行うことで、1)骨盤機能の改善が得られるか、2)超音波エコーを用いて、骨盤運動の改善により腹横筋の収縮能が強化され、骨盤運動の自動制御が可能となるか、3)3次元動作解析装置を用いて、骨盤運動の自動制御がKVの改善に繋がるかを調査した。結果は、腹横筋の収縮能やKVの改善は得られなかったが、骨盤他動運動の改善は明らかで、本法による骨盤機能の改善は、腰椎や下肢スポーツ障害の予防に貢献し得る可能性が期待される。
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