研究課題/領域番号 |
18K10856
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
白土 健 杏林大学, 医学部, 学内講師 (60559384)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マクロファージ / インスリン受容体 / インスリン / 脂肪滴 / M2型マクロファージ / シグナル伝達 / 習慣的運動 / マウス / インターロイキン-4 / 酸化低密度リポタンパク質 / 脂質代謝 / 2型糖尿病 / 動脈硬化症 / インスリン感受性 |
研究成果の概要 |
初年度は、動脈硬化に対する高インスリン血症の増悪作用のメカニズムを明らかにするため、マクロファージのインスリン受容体シグナル伝達系と脂質代謝調節機構のクロストークを解析したが、少なくともマウス腹腔滲出マクロファージでは両者の間には明確な関係性がなかった。そのため、次年度以降は、運動の抗炎症効果のメカニズムを明らかにするため、マクロファージのインスリン受容体シグナル伝達系と抗炎症性M2型フェノタイプ極性化のクロストークに対する習慣的運動の効果を解析し、インターロイキン-4によるマウス腹腔滲出マクロファージのM2型フェノタイプ極性化に対するインスリンの増強作用を運動が促進することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、メタボシックシンドロームの予防と改善において重要な役割を果たしているマクロファージの抗炎症性M2型フェノタイプへの分化誘導に対して、インスリン刺激が増強効果を及ぼし、この増強効果を習慣的運動が促進することを明らかにした点にある。その社会的意義は、生活習慣病に対する運動の予防効果の科学的根拠の一端を明らかにすることで、運動の健康増進における有用性を立証した点にある。
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