研究課題/領域番号 |
18K10866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 横浜薬科大学 |
研究代表者 |
五十鈴川 和人 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (90412551)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アンチ・ドーピング / 禁止物質 / 漢方薬 / OTC医薬品 / 生薬 / 骨格筋 / 炎症 / C2C12細胞 / アンチドーピング / スポーツファーマシスト / ドーピング / アスリート / 検索システム / 医薬品 |
研究成果の概要 |
禁止物質を含有するOTC医薬品を調査した結果、きわめて多くのOTC医薬品、特に漢方薬を含有する製品の服用に注意が必要であることを明らかにした。また、それらの製品は風邪薬が多数含まれていた。我々は、数年分のOTC医薬品事典を調査しており、風邪薬の使用に最大の注意を払う必要があることも明らかにした。 線維芽細胞を分化させ炎症を誘導した骨格筋に種々の漢方薬を添加して発現するタンパク質の変化を調査した。今回の我々の結果では、こむら返りに使用される芍薬甘草湯においても顕著な発現変化が見られなかった。足がつるという症状の改善に使用される漢方薬が使用されており、別の方法を用いて検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
漢方薬はほとんどの医師が患者に処方している。アスリートは口に入れるものに常に注意を払い、ドーピング検査で陽性反応が出ることがないように注意を払っている。そのような状況であるにもかかわらず、ドーピングに対して十分な知識を持ち合わせていない医療従事者がいることも事実である。また、OTC医薬品に禁止物質が含まれる可能性に十分な注意を払わなアスリートがいることも事実である。禁止物質は競技力の向上、アスリートの健康被害、競技の公平性などを阻害するため、本研究成果がアスリートの健康被害をなくすだけでなく、クリーンな状況で競技が運営されることに大いに役立つと考えている。大変貴重な研究結果である。
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