研究課題/領域番号 |
18K10868
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
有馬 義貴 常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (80309129)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 筋硬度 / 光刺激 / 鍼 / 接触刺激 / 侵害刺激 / 圧刺激 / 部位特異性 / 筋疲労 / LLLT / 微細突起 / マッサージ / 足三里 / LEDT / 微小突起 / 微細突起鍼 / 電気刺激誘発筋疲労 |
研究成果の概要 |
低トルクの筋収縮を誘発するパルス幅20μsの電気刺激を21分間反復し、筋硬度を経時的に観察した。収縮時筋硬度は、筋収縮力と同様に周波数が高いほど低いときよりも速く低下し、収縮時-弛緩時筋硬度差は電気刺激終了5分後に回復したことで筋収縮力の代替指標としての収縮時筋硬度の妥当性と測定による筋への負荷が軽度であることが確認した。鍼治療(侵害刺激、圧刺激、接触刺激)と光介入は、収縮時の筋硬度の低下を有意に抑制し、その効果はツボで有意に大きかった。我々は、電気刺激による収縮性筋硬度を経時的に観察する実験モデルが介入刺激や刺激部位に対する感受性のテストとして活用できると結論づけた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
筋疲労の発現を遅延させ、筋疲労から早期に回復させることは運動パフォーマンスを向上させ、トレーニング効果を高め、高齢者のサルコペニアの治療などにも有用である。筋疲労からの早期回復を促すために鍼(侵害刺激、圧刺激、接触刺激)、マッサージ、光刺激、ストレッチングなどのさまざまなアプローチが用いられている。アプローチ刺激や刺激部位に対する感受性や効果には個体差があり、感受性の高い刺激や刺激部位を検討する方法がなかった。筋収縮で発生する筋トルクが小さい電気刺激による収縮時筋硬度の減衰パターンを観察することで、測定による筋疲労を抑えつつ感受性の高いアプローチや刺激部位を確認して選択できるようになった。
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