研究課題/領域番号 |
18K10873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
渡邊 裕也 同志社大学, スポーツ健康科学部, 助教 (70644376)
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研究分担者 |
山縣 恵美 同志社女子大学, 看護学部, 専任講師 (30570056)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 筋内組成 / 超音波 / フレイル / サルコペニア / エコー輝度 |
研究成果の概要 |
本研究は骨格筋の質を簡便に評価できる筋輝度の有効性の強化を図るとともに、スポーツ現場への応用可能性を検討することを目的とした。低体力高齢者と高体力高齢者の大腿前部の筋輝度には有意な差が検出された。また、高齢男性においては、大腿前部の筋輝度が要支援・要介護認定発生を予測できることが示された。女性においては、筋輝度の影響力が小さく、認定の予測には他の指標との組み合わせが必要と考えられる。一方、筋輝度と競技能力の関連性は認められなかった。筋輝度は高齢者の身体機能や自立維持を議論するうえで有効な指標といえるが、スポーツ現場におけるコンディショニング指標としての活用は難しいかもしれない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨格筋の主要な加齢変化として萎縮、すなわち量の減少が知られているが、筋は質的にも変化する。本研究の結果、筋輝度は骨格筋の質的状態を適切に評価できる指標であることが示された。また、筋輝度が高齢男性の要支援・要介護認定の新規発生の予測因子であることが明らかになった。筋輝度と新規認定発生の関係を追跡した本研究の意義は大きい。今後、サルコペニアやフレイルの関連指標として筋輝度の活用が期待される。
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