研究課題
基盤研究(C)
生活習慣病における運動療法は重要な治療法のひとつであるが、具体的な指導法が確立していない。そこで効果的な運動療法を行うのに有用な指標を2型糖尿病患者を対象に研究した。その結果、安静時間が運動強度よりもより強く体重と関連し、同時にウエスト周囲径や内臓脂肪面積と関連することを明らかにした。以上の事から糖尿病をはじめとする生活習慣病の運動指導はその運動内容以上に如何に安静時間を減らすかに注目することが重要である可能性が考えられた。
本研究の結果、安静時間は運動強度よりもむしろより強く体重と関連し、同時にウエスト周囲径や内臓脂肪面積と関連した。以上の事から糖尿病をはじめとする生活習慣病の運動指導はその運動内容以上に如何に安静時間を減らすかに注目することが脂肪蓄積の量(体重)のみならず質(内臓脂肪蓄積)においても重要であり、単なる運動の奨励では限界があることを示したと考えられる。したがって、”運動するのが難しい”患者に対し指導を諦めるのではなく、”安静を減らす工夫を考える”ことも十分に意義があるあると考えられる。
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Journal of Diabetes Investigation
巻: 12 号: 9 ページ: 1732-1738
10.1111/jdi.13527
巻: - 号: 3 ページ: 633-639
10.1111/jdi.13185