研究課題/領域番号 |
18K10887
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
兄井 彰 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (20258560)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 準備運動 / 筋運動感覚残効 / 重い用具 / 素振り / バットのスイング速度 / 錯覚 / 野球の打撃 / バッティング / パフォーマンス / 野球 / 打撃 / スイング速度 / ボールを打つイメージ / 重いバット / 知覚的等価点 / 加重バット |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,重いバットを素振りする準備運動で生じる筋運動感覚残効が野球の打撃パフォーマンスに及ぼす影響について検討することであった.その結果,重いバットを素振りする準備運動で生じる筋運動感覚残効について,どの程度バットが軽い感覚が生じるのかについて特定した.また,ボールを打つイメージでバットを振るとスイング速度が高まっていた.さらに,重いバットの素振りよる準備運動は,スイングの質を向上させていたが,速いボールに対する打撃では,打球の質やインパクトの質が低下していた.このことから,重いバットの素振りよる準備運動は,バットが軽く感じられるが,打撃には悪影響があることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
即時的なパフォーマンスの向上と運動を行う上で好ましい感覚を得るために,通常よりも重い用具で準備運動が行われることがあるが,その有効性ついてはこれまで明らかにされていなかった.本研究によって,これまで漠然と軽く振りやすく感じることでパフォーマンスの向上が期待されてきた重いバットを振る準備運動について,どの程度軽く振りやすく感じると,どの程度スイングスピードや実際の実打による打球の質が向上するのかといった筋運動感覚残効とパフォーマンスの関係について明確にできた.このことにより,野球の打撃に直接影響を及ぼす有効な素振りによる準備運動の方法を提案できる.
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