研究課題/領域番号 |
18K10902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
笹原 千穂子 (上田千穂子) 明星大学, 教育学部, 教授 (20459944)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 褐色脂肪組織 / 食事誘発性熱産生 / 骨格筋代謝 / サプリメント / 安静時代謝 / 骨格筋量 / 褐色脂肪 / 機能性食品 / 運動トレーニング |
研究成果の概要 |
本研究では,褐色脂肪組織量と骨格筋量の両者の減少により全身のDITが減少するために,肥満が助長され,褐色脂肪組織量が減少していても,サプリメント摂取などによりエネルギー消費量の低下を抑制できる可能性について明らかにすることを目的とした. その結果,褐色脂肪組織量と安静時代謝,全身DIT,HDLコレステロールとの相関関係は有意傾向がみられた.褐色脂肪組織量の減少は安静時代謝や全身のDITの低下に関与していると推察された.アントシアニン,ルテインのサプリメント摂取により,末梢の血流状態を改善し,筋組織の循環動態や骨格筋DITを増加させ,その結果全身のDITが亢進する可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
褐色脂肪組織量と骨格筋量の両者の減少により全身の食事誘発性熱産生(DIT)が減少するために,肥満やメタボリックシンドロームが助長につながる.本研究では褐色脂肪組織量が減少していても,サプリメント摂取などによりエネルギー消費量の低下を抑制できる可能性について検討を行った.褐色脂肪組織量は安静時代謝,全身DIT,HDLコレステロールとの相関関係において有意傾向がみられ,褐色脂肪組織量の減少は安静時代謝や全身のDITの低下に関与していると推察された.サプリメント摂取により,末梢の血流状態を改善し,骨格筋DITを増加させ,その結果全身のDITが亢進する可能性が示唆され,肥満の予防に効果的と考えられた.
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