研究課題/領域番号 |
18K10909
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
海老根 直之 同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30404370)
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研究分担者 |
北條 達也 同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (40298740)
中江 悟司 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 産総研特別研究員 (80613819)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 糖質補給 / 水分補給 / 安定同位体 / 吸収 / 水分摂取 / 阻害物質 / 血糖値 / 食物繊維 / 水分吸収 / 固形食 / 飲料 / 高糖質 / 疲労回復 |
研究成果の概要 |
本研究を通じて得られた主要な知見をまとめると,以下の通りである: ①固形食摂取時に飲料を同時摂取すると,固形食に含まれる糖質の消化管での吸収は促進される.②高濃度の糖質溶液は糖質の急速補給には有効であるが,水分の補給においては効果が薄い.③脱水のない状態の時,飲料を通じて水分を補給すると尿は増産されるが,固形食を介して水分を摂取した場合には尿量は変化しない.④難消化性デキストリンのグルコース吸収阻害作用は,糖代謝に異常のない若年者では生じないと思われる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動後の回復において,運動で失われた体水分とエネルギーの補充を効果的に達成するためには,水分と糖質の速やかな補給に意識を置く必要がある.本研究は,安定同位体標識技術を用いた特徴的な試験方法で,アスリートの疲労回復を下支えする信頼性の高い知見を得ようと試みた基礎研究である.また,本研究を介して得られた知見のうち,水分補給に関する情報は夏期に生じる脱水時の水分補給にも役立てることが可能であり,日常生活にも役立つ汎用性の高い知見が取得できている.
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