研究課題/領域番号 |
18K10911
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 関西医療大学 |
研究代表者 |
山口 由美子 関西医療大学, 保健医療学部, 講師 (00454661)
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研究分担者 |
伊藤 俊治 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (50275351)
深澤 洋滋 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (70336882)
畑村 育次 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (80336883)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | スポーツ傷害 / 女性ホルモン / 鍼 |
研究成果の概要 |
膝前十字靭帯(ACL)損傷は女性で多く発症するとの報告があり、我々はスポーツ傷害のリスクの男女差は体内ホルモン動態の違いによると仮定し、スポーツ傷害のリスクを内在ホルモンの適正化により減少させることを目的とした。 雌ラットを用いてエストロゲンとACL強度の関係を検討した実験では、17-β-estradiolの徐放性ペレットを投与した群でコントロール群と比べて試験力最大値が有意に高い値を示したことから、エストロゲン濃度を増加させることがACL損傷の予防につながる可能性が示唆された。また鍼刺激とエストロゲンの関係を検討した実験では、刺激条件等の問題により有意なエストロゲンの変動の確認に至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国のスポーツトレーナーは鍼灸師の資格を持つ者も多く、鍼灸はスポーツ現場でもよく行われている。しかしながら、鍼灸の作用メカニズムについては、十分には判っていない。スポーツにおける前十字靭帯損傷は7割が非接触型との報告もあり、損傷靭帯を再建した場合は復帰まで半年以上を要するため選手への影響は大きい。これらの危険因子を修正することが求められているが、発生頻度の性差においては解剖学的構造やジャンプ着地時の動的要因との関係が示唆されており、修正不可能とされてきたホルモンの影響を鍼灸施術でコントロールすることができれば、スポーツ傷害の予防となり、ひいては競技力向上にもつながると考えられる。
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