研究課題/領域番号 |
18K10913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 倉敷芸術科学大学 |
研究代表者 |
椎葉 大輔 倉敷芸術科学大学, 生命科学部, 准教授 (20515233)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 運動 / 食物アレルギー / IgE / 抗体産生 / 抗体 / 経皮 |
研究成果の概要 |
本研究は「食物アレルギーの予防・寛解ツールとしての運動の効果」の観察を目的として,自発運動の実施がOVA経皮曝露に及ぼす影響について検討を行った。マウスを安静群および運動群に群分けし,運動群マウスにおいてはランニングホイールにて運動を実施させた。また安静群を含むすべてのマウスにOVA経皮曝露を実施した。OVA経皮曝露は,背部にSDSおよびOVA溶液を負荷することにより行なった。その結果,OVA特異的IgE濃度は安静群に比べ運動群において有意な高値を示した。このことはOVA経皮曝露時の自発運動が,食物アレルギーを引き起こすアレルゲン特異的IgE抗体産生を亢進させる可能性を示唆するものであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、自発運動はOVA経皮曝露に対して抑制的に作用することはなく、むしろ感作成立を亢進させる可能性が示唆された。運動が生体に対して多くの「正の作用」を有することは疑いがない。しかしながら、本研究の結果は少なくとも経皮感作においてはそのような効果は見られない可能性を示唆するものであり,食物アレルギーに対する運動の影響を検討する上で、有意義な知見であると考えられた。
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