研究課題/領域番号 |
18K10927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
清水 悠 島根大学, 学術研究院人間科学系, 助教 (80752154)
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研究分担者 |
松下 翔一 秋田大学, 教育文化学部, 講師 (00806177)
西村 三郎 平成国際大学, 法学部, 講師 (00792201)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 体育授業 / 動作分析 / 鉄棒 / 器械運動 / 動作モデル / 体育科教育 / バイオメカニクス / 教材開発 / 器械体操 / 逆上がり / モデル動作 / 坂上がり / 標準動作モデル / ICT機器 / 体育教材 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,小学校高学年を対象に逆上がりの習熟度に応じた動作モデルを構築することで,習熟度別の技術的課題を明らかにすることであった.上手群は振上脚角速度の最大値が大きく,短時間に勢いのある逆上がりができていた.できた群は支持脚角速度の最大値の出現が早く,逆懸垂姿勢から短時間に体幹を起こすことができていなかった.おしい群は非支持期中の体幹の後傾動作に課題があり,振上脚の振上動作と協働させて股関節を鉄棒に近づけて回ることができていなかった.できなかった群は支持期中の体幹の後傾や肘関節の伸展に課題があり,頭部を鉄棒から遠ざけて身体の回転に勢いをつけることや支持脚の挙上することができていなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの逆上がりに関する先行研究の問題点は,児童の習熟度を考慮せずに成功と失敗試技の比較から評価されて全ての技術的課題が画一的に扱われてきたことや,明らかとなった定量的なデータの相違を反映させた動作を視覚的に提示することができなかったことにある.本研究により,習熟度に応じた動作モデルを構築し,習熟度別のバイオメカニクス的特徴や技術的課題を明らかにすることができた.
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