研究課題/領域番号 |
18K10930
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
柴田 真志 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (00254467)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 社会的時差 / 睡眠指標 / 身体活動 / サーカディアンリズム / 大学生 / 運動部 / 睡眠効率 / 時差勤務 / 客観的睡眠指標 / 睡眠覚醒周期 |
研究成果の概要 |
平日と休日の睡眠の時間差、すなわち社会的時差は健康被害をもたらしている。社会的時差の大きい深夜交替制勤務者では、歩数は中途覚醒時間と有意な負の関連(r=-.360、p<.01)、睡眠効率と正の関連(r=.220、p<.05)が認められ、身体活動量が多いと睡眠指標が良好であった。大学生においては、社会的時差と身体活動の間に有意な負の関連が認められ(r=-.530, p<.01)、特に休日の低い身体活動の改善が必要と考えられた。一方、運動部所属の大学生では、社会的時差と身体活動は関連せず、この理由として練習による身体活動の増加によって個人差が小さくなった結果が影響していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、健康被害をもたらす可能性のある社会的時差(Social Jet-Lag)について身体活動や睡眠指標の観点から検討を行った。社会的時差の大きい深夜交替制勤務者や大学生において、高い身体活動は良好な睡眠指標や、小さな社会的時差と関連した。一方で、運動部のような身体活動の個人差が小さい集団では社会的時差と身体活動は関連しなかった。低くなりがちな休日の身体活動を改善して平日との差を小さくすることにより、社会的時差や睡眠の改善に貢献する可能性が示唆された。
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