研究課題/領域番号 |
18K10935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
内田 英二 大正大学, 心理社会学部, 教授 (50213434)
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研究分担者 |
神林 勲 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (70214731)
塚本 未来 東海大学, 国際文化学部, 講師 (70548734)
木本 理可 藤女子大学, 人間生活学部, 准教授 (70587394)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 青少年 / 生活習慣 / 夜間睡眠 / 自律神経系活動 / 電子機器使用制限 / 大学生 / 起床時睡眠感 / 睡眠時身体活動 |
研究成果の概要 |
本研究は青少年における睡眠と自律神経系活動の関連に着目し睡眠習慣改善に寄与するプログラム構築を目指し、長期的短期的に確認可能な睡眠関連指標と自律神経系活動の関係を明らかにすることを目的とした。とくにスマートフォンに代表されるデジタルデバイス利用が睡眠の量および質に対して悪影響を及ぼしていることから、就寝前の使用制限による効果を多面的に検討した。睡眠の時間的変数は制限によって有意に睡眠相が前進することが確認された。同様に起床時睡眠感は制限によって2つの因子で有意に改善することが示された。自律神経系活動は制限による影響は観察されず、使用制限の有無以外の生活行動による影響が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若年者、とくに大学生における睡眠習慣の乱れは身体機能や心理状態に悪影響を及ぼし、加えて電子機器の過度な使用がその状況をより深刻化している。本研究では就床前に電子機器の使用を一定時間制限するという睡眠行動の改善が自律神経系活動に及ぼす影響を検討したがその有効性は示すことはできず、介入条件を再検討する必要性が示唆された。しかしながら主観的指標である起床時睡眠感の向上および客観的指標である時間的変数から睡眠相の前進が確認された。この結果は比較的簡単な改善方法によって良質な睡眠が得られる可能性を明らかにし、睡眠行動、睡眠習慣の改善が発育期の児童生徒の発育発達に好ましい影響をもたらす可能性を示した。
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