研究課題/領域番号 |
18K10941
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
|
研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
長尾 進 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (40207981)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | budo / martial arts / martial ways / Draeger / combative systems / educational / bujutsu / bugei / hoplology / 武道 |
研究成果の概要 |
日本の現代武道は、hoplology の「martial combative systems」と「civil combative sytems」という区分法から見れば、「スポーツ・娯楽・精神修練などの機能をもつ civil combative systems の一つ」と定義づけることができた。また、武道の英訳である martial arts と martial ways にはそれぞれ一長一短があり、すでに Oxford English Dictionary に採録されている budo のままでの認知を促進することの方向性も確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの海外武道研究者と日本の武道研究者との対話(国際シンポジウム等)では、日本の現代武道の定義が明確でないため、議論がかみ合わないことがしばしばあった。今回の研究で、hoplology という一研究領域からではあるが、現代武道を他の武術・格闘技との比較において定義づけることができ、議論の基盤を提供できたことは、武道研究の国際展開において意義あることであった。また、武道の英訳についても、martial arts や martial ways の妥当性を検証しつつ、すでに英語化されつつある budo での発信促進が確認されたことも意義あることであった。
|