研究課題/領域番号 |
18K10944
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 岐阜聖徳学園大学 |
研究代表者 |
稲垣 良介 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (20583058)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 水難事故 / 未然防止 / 河川での水難事故防止学習 / プールでの着衣泳 / 着衣のまま水に落ちた場合の対処 / 危機管理 / 学習プログラム開発 / 心得 / カエル足 |
研究成果の概要 |
本研究は、水難事故の未然防止能力の育成に資する授業を設計することを目的とした。まず、小学6年生94人を対象にプールでの着衣泳を実施した。分析の結果、授業の直後効果を確認した。しかし、残存効果は、見られなかった。次に、中学1年生52人を対象に河川での水難事故防止学習を実施した。分析の結果、授業の直後効果と50日後の残存効果を確認した。河川での教育の効果は、ある程度の期間持続することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水難事故は、生命に直結する重大事故につながるケースが多く、水難者に対する死者・行方不明者の割合が著しく高い。その対策は、社会的な課題である。従前の水難事故防止を企図した授業の内容は、水難時に有効とされる技能に焦点化されてきた。本研究では、未然に水難事故を防止するために有効とされる意識に対する授業の影響に着目した。事後対応的な危機管理能力だけでなく、未然防止的な危機管理能力を企図する授業を構築するには、学習者の意識について検討することが必要となる。本研究は、プールと河川で実施した2つの異なる実習が学習者の意識に及ぼす影響を明らかにした点で意義が認められる。
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