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引き込み現象を利用した幼児のタイミング能力獲得支援法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10948
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関神戸親和女子大学

研究代表者

杉山 真人  神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (00442400)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード幼児 / タイミング / 捕捉行為 / 引き込み現象 / 軌道の制限 / 視覚 / 刺激の特徴の変化 / ボールの捕球 / 空間的制限 / ターゲットの速度 / 移動の軌道
研究成果の概要

本研究はターゲットの捕捉課題において,引き込み現象を利用した幼児のタイミング能力獲得支援法の開発を試みることを目的とした.一連の研究を通して主に以下のことが示唆された.①低速で移動するターゲットが被験者の移動の軌道に影響を与える.②ターゲットと被験者の距離が小さい条件の方が空間的制限の影響が小さく,捕捉の難易度は低くなる.③ターゲットが視覚的に迫ってくる刺激の提示が,幼児(特に高月齢児)の捕捉に影響を与える.④ボールと被験者の距離が関係するボール捕球では,発達に応じた課題の設定が必要である.以上の知見を踏まえた環境設定を行うことで,幼児のタイミングの獲得を支援することが期待できる.

研究成果の学術的意義や社会的意義

刺激となるターゲットの特性の変化や空間の利用が,幼児の反応の正確性や移動中の軌道の変化に影響を与えることが示唆された.この知見は,外部刺激と幼児のタイミングの関係性を理論的に提案できる可能性がある.またこれらの変数を操作することによって幼児の運動行動の理解への寄与が期待される.これらのことから学術的意義があるといえる.
また,移動する対象物(例えばボールなど)へのタイミング発揮のための支援の方策が提案できると考えられる.これに加え,発達に応じたタイミング課題の選定等への活用に期待ができ,幼児体育や運動遊び等の実践的側面から社会生活に寄与するものと思われる.

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Influence of expanding or contracting a moving target on children’s interceptive actions2020

    • 著者名/発表者名
      Sugiyama, M., Miyatsuji, K., and Tsubaki, T.
    • 学会等名
      The 2020 Yokohama Sports Conference
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 空間的制限がもたらす幼児の捕捉行為方略の違い2019

    • 著者名/発表者名
      杉山真人
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会第46回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 課題中に呈示される誘導刺激がターゲットとの協調に与える影響 -幼児の捕捉行為課題を対象として-2018

    • 著者名/発表者名
      杉山真人・椿武・宮辻和貴・荒木雅信
    • 学会等名
      日本体育学会第69回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 幼児の捕捉を成立させるための移動過程の特徴2018

    • 著者名/発表者名
      杉山真人
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会第45回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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