研究課題
基盤研究(C)
3つの実験を行った。実験1:本研究は、近赤外分光法(NIRS)を用いて前頭前野の酸化ヘモグロビン濃度変化の定性を目的とした。実験2:本研究は、タンデム自転車走行時のエネルギー代謝量を、ダグラスバッグを用いて生体負担の要因を明らかにすることを目的にした。実験3:。本研究は、風圧等の影響を受けないタンデムサイクルトレーナー漕ぎ時の生体負担度を比較検証することを目的にした。次の研究成果を得た。実験1:前頭前野の酸化ヘモグロビン濃度が増加した。実験2:前乗りの方が生体負担が大きいことをダグラスバッグ法で確認した。実験3:風圧などの物理的要因以外にも要因が存在することを証明した。成果は、仮説を支持した。
学術的意義:実験1:受動的な運動により前頭前野が活性した学術的な意義を持つ。実験2:フィールド実験で行った初めての学術的な意義を持つ。実験3:要因としてあげられてこなかった要因の存在を示す学術的な意義を持つ。社会的意義:実験1:能動的な運動に制限が掛かる状況(スポーツ外傷・障害による制限)や高齢者のモコモティブシンドロームなどの人たちへの支援としての社会的な意義を持つものと考える。特に脳卒中予後の対策としての手段に活用を期待できる。実験2:タンデム自転車漕ぎを推奨する時のガイドラインになるという社会的な意義を持つ。実験3:生理学的な指標に心理学的な要因が反映されることを示す社会的な意義を持つ。
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EUROPEAN COLLEGE OF SPORT SCIENCE 2022 Book of Abstract
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120007032309