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スポーツの存在様態とそこに潜む教育的意味に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K10952
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関北海道教育大学

研究代表者

越川 茂樹  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (80338433)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード運動競技 / 競い合い / 社交 / 寛容 / イソノミア / 競争 / 遊び / アレテー / アゴーン / 遊び心 / 文脈依存性 / カーニバル性 / 流用性 / 二元性的思考 / 古代ギリシア / スポーツ / 運動競技観 / 人間観 / 運動理念
研究成果の概要

本研究では,古代ギリシアの運動競技の存在様態とそこにみられる教育的内容を明らかにすることを目的とした。その結果,以下のことが明らかとなった。1)古代ギリシアにおける運動競技は,社交が深く関わっており,寛容の精神により「競い合い」と「互いの尊重」という矛盾した状況を克服してきた。2)古代ギリシアの運動競技には,市民の共同体的まとまりという意味での国家であるポリスの形成を支えた自由でありながら平等が保証されている様態を示すイソノミア(無支配)という原理を実践的に経験できる構造があった。そして運動競技に触れることにより,ギリシア人はその原理とそこから生み出される意味ある教育的内容を学んでいった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

以下の点を考察した点に学術上の意義があると考える。1)古代ギリシアの運動競技は,その社交性により日常の行動から遊びとして区別されていたこと2)古代ギリシアの運動競技には,市民の共同体国家であるポリスの形成を支えた自由であり平等でもある様態を示すイソノミアという原理を実践的に経験できる構造があったこと3)運動競技に触れることにより,ギリシア人はその原理とそれに伴う教育的内容を学んでいたということ

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ヘシオドスにおける人間観のスポーツの教育的可能性への接続2020

    • 著者名/発表者名
      越川茂樹
    • 雑誌名

      釧路論集 北海道教育大学釧路校研究紀要

      巻: 52 ページ: 31-41

    • NAID

      120007089470

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] ホイジンガにおける古代ギリシアの競争の理解2019

    • 著者名/発表者名
      越川茂樹
    • 雑誌名

      釧路論集 北海道教育大学釧路校研究紀要

      巻: 51

    • NAID

      120006814504

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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