研究課題/領域番号 |
18K10959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
和坂 俊昭 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60390697)
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研究分担者 |
木田 哲夫 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 障害システム研究部, 室長 (80419861)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 巧緻的運動 / 手指 / 身体認識 / 脳磁図 / 認知機能 |
研究成果の概要 |
手指は大脳皮質における支配領域が他の身体部位と比較して広いことから、手指の運動によって脳の多くの領域が活性化することが想定される。本研究では、手指の運動が脳の感覚運動領域を活性化させるのかを明らかにし、その運動が高次脳機能に与える影響を検討した。 手指を用いて物体を操作する時、体性感覚情報の処理が促進することを明らかにした。さらに、この運動が高次脳機能に与える影響を検討した結果、運動した手指の画像に対する反応時間は有意に減少し、運動を行わなかった手指の画像に対する反応時間には差がみられなかった。これらの結果より、手指の巧緻的運動が身体の認識に関わる脳機能に影響を与えることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動が脳機能に与える影響は注目されており、ジョギングやサイクリングといった全身を用いた持久的運動が認知機能を高めることは一致した見解である。本研究は、全身運動ではなく、局所的な身体運動においても脳機能を高めることができるのかを検討するものである。手指を用いた局所的な運動は、いつでも手軽に行うことが出来るため、小児から高齢者までの幅広い年齢層に対して、高次脳機能を高める新しい神経トレーニング法となる可能性を秘めている。
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