研究課題/領域番号 |
18K10964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
三輪 佳見 宮崎大学, 大学院教育学研究科, 教授 (00182064)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 運動指導 / 教員養成 / 教師教育 |
研究成果の概要 |
運動指導においては、指導する運動の構造を理解し、子どもの実態に合わせて運動課題を提示しなければならない。子どもの能力に合った運動を提示するには、子どもの動きを共感的に観察し、子どもの感覚を把握することが大切である。他者の感覚を把握するための拠り所が自己観察能力である。しかし、体育教員養成に自己観察能力を育成する内容は取り上げられていない。 そこで本研究では、体育専攻学生を対象に、まず自己観察能力を育成するトレーニングを実践し、その過程を記録した。次に、育成した自己観察能力を生かして指導を実践してもらった。その結果、対象学生は、生徒の運動感覚を理解し、適切な運動課題を提示することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動指導のシミュレーション教育といっても、手順を学習指導するだけでは学習者は運動をできるようにならない。学習者の感覚世界に寄り添って、「できそうだ」と感じ、「やってみよう」と思える運動教材を提示するためには、指導者に自らの運動を内から感じ、その動感を反省できる能力が不可欠である。 本研究では、体育専攻学生を対象とし、このような指導のための前提条件をまず整え、次に運動の構造に基づいて何を指導すべきか内容を明確にして指導に入ることによって、生徒の実施する動きを自己の感覚をすり合わせながら共感的に観察し、指導方法を考案できるようになるという、教員養成カリキュラムの検討に有効な知見を提供した。
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