研究課題/領域番号 |
18K10969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 平成国際大学 |
研究代表者 |
加藤 雄一郎 平成国際大学, スポーツ健康学部, 教授 (90393173)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 認知-運動制御機能 / 事象関連電位 / Go/NoGo 反応時間 / 有酸素性運動 / 運動強度 / 全身持久性体力 / 認知-運動制御 / 体力水準 / 快適感情 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,継続的な有酸素性運動に伴う認知-運動制御機能の効果が,どのような運動強度や快適感情でもたらされるのか,反応時間,事象関連脳電位,快適感情尺度を用いてその機序を明らかにすることであった。高強度インターバル,中等強度,自己設定強度の3種類で一過性の効果を検討した結果,高強度インターバル運動が,快感情を向上させ,脳の実行・抑制機能に有効であることが示唆された。高強度インターバル(HIT)群,中等強度(MCT)群に週3回3ヶ月間の運動介入を実施した結果,脳の実行・抑制機能の慢性的な改善に最も効率的なのは,高強度インターバル運動であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
継続的な有酸素性運動は,高強度インターバル運動(90 s 高強度 + 60 s 低強度),中等強度運動(30 min ジョギング)のどちらにおいても脳の実行・抑制機能の向上に有効であることが示され,特に高強度インターバル運動の方がより強い効果が望めることが明らかとなった。このことは若年者の認知機能の維持増進に対して高強度インターバル運動が至適強度であることを示唆している。今後,高齢者においてその有効性が示せれば,認知症の予防などに高強度インターバル運動が役立つと考えられる。
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