研究課題/領域番号 |
18K10973
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
八田 有洋 東海大学, 体育学部, 教授 (20312837)
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研究分担者 |
花岡 美智子 東海大学, 体育学部, 准教授 (20375471)
宮崎 誠司 東海大学, 体育学部, 教授 (90297250)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Pilates method / hip joint / shoulder flexibility / trunk stability / asymmetry / symmetry / 筋電図 / 腹斜筋 / ピラティス / 熟練 / 非熟練 / ファンクショナルムーブメントスクリーン / アライメント / コンディショニング / 腰痛 / 学生アスリート / 体幹 / 関節可動域 / 姿勢改善 / 膝関節 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はピラティスの効果を科学的に検証し,ピラティスメソッドを用いた学生アスリートのためのコンディショニング法を確立することであった.ピラティス介入後にファンクショナルムーブメントスクリーン(FMS)のトータルスコアが有意に向上したことから基本的動作能力の改善が得られた.介入後にロータリースタビリティ(RS)とショルダーモビリティ(SM)のスコアが有意に改善し,体幹強化と腰椎-骨盤帯の安定及び肩関節柔軟性の改善効果が得られた.また,介入後の内省報告から主観的な腰痛の軽減も認められた. したがって,ピラティスメソッドは学生アスリートのコンディショニングに有効であるといえる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、週1回30分のピラティスエクササイズを実践することによって基本的動作能力の改善と主観的な腰痛の軽減効果が認められた。したがって、ピラティスメソッドは学生アスリートのコンディショニング法として有効であることが示唆された。また、筋電図学的研究によりピラティス熟練者は未熟練者と比較して体幹筋群が左右対称性に活動していることが明らかとなった。今後、ピラティスの神経-筋促通効果が明らかとなり、中高年者を対象とするピラティスメソッドの実践研究が、介護予防や認知症予防に寄与することが期待される。
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