研究課題/領域番号 |
18K10990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
馬場 重樹 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (40422901)
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研究分担者 |
西 英一郎 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (30362528)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | サルコペニア / ナルディライジン / クローン病 / 体組成 |
研究成果の概要 |
炎症性腸疾患における体組成の解析にて筋肉量の指標(腸腰筋指数)は短期的なアウトカムである30日以上の入院と強く相関していた。また、腸腰筋指数と脂肪量に関連する指標(内臓脂肪面積/皮下脂肪面積比)は長期的な指標である腸管切除との関連を認めた。疾患別の解析では、内臓脂肪面積/皮下脂肪面積比はクローン病においてのみ強く相関していた。生体電気インピーダンス法による体組成分析においてもクローン病においてphase angleは長期入院と相関を認めた。また、ナルディライジンはクローン病に対する生物学的製剤導入後に有意に低下を認めたが、CDAIやアルブミン、CRPなどとの相関は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炎症性腸疾患のなかでも特にクローン病では体組成が疾患予後予測に有用であることが示された。クローン病では腸間膜脂肪織の増生がみられ、これが解析結果における内臓脂肪面積/皮下脂肪面積比が腸管切除との関連に寄与している可能性がある。脂肪組織からはTNF-alphaなどのアディポカイン産生が見られることが知られており、今後、追加で検討を加える必要がある。
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