研究課題/領域番号 |
18K11018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉武 淳 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任助教 (70414349)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 血中脂肪酸アミド濃度 / オレアミド / 抗炎症作用 / 血中オレアミド濃度 / LPS投与マウス / 脂肪酸アミド類 / 安定同位体希釈法 / 質量分析 / 脂肪酸アミド / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
脂質メディエーターである脂肪酸アミド類を高感度に定量するために、質量分析と安定同位体希釈法を用いた脂肪酸アミドの高感度定量法を確立した。マウスの血中脂肪酸アミド濃度を定量したところ、LPS処理マウスの血中オレアミド濃度が低下することを見出した。オレアミドをLPS処理マウスに投与したところ、血中炎症性サイトカイン濃度の低下とマウスの生存率の上昇が認められた。またLPS刺激細胞の炎症性サイトカイン産生がオレアミド前処理によって抑制されたことから、オレアミドの抗炎症作用が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで脂肪酸アミドの脂質メディエーターとしての役割についての研究は多く行われている。今後恒常性維持の観点から、生体局所における脂肪酸アミドの定量や動向が重要となることが予想できる。本研究により構築した脂肪酸アミド類の高感度な定量法は、各種疾患と脂肪酸アミド類の相関の網羅的な解析や食品の機能性評価など、多くの分野への応用が期待できる。
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