研究課題/領域番号 |
18K11022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
美藤 純弘 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (20240872)
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研究分担者 |
藤田 雅子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助手 (40156881)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 顎下腺・舌下腺 / 上唾液核ニューロン / パッチクランプ法 / 免疫組織科学 / ドパミン / セロトニン / ノルアドレナリン / モノアミン / 免疫組織化学 / D1-like受容体 / ドパミン受容体 / スライス標本 / 唾液 / 精神活動 |
研究成果の概要 |
ラット顎下腺・舌下腺の副交感の中枢である上唾液核神経において、ドパミン(DA)、セロトニン(5HT)、ノルアドレナリン(NA)対する影響をスライスパッチクランプ法により検討した。DAと5HTは内向き電流を発生したが、NAは発生しなかった。またDAは外向き電流を発生するニューロンがあった。5HTやNAは微小興奮性シナプス後電流の頻度を促進するものがあったが、DAはほとんど影響しなかった。DA受容体について、興奮性に関与するD1様受容体と抑制性に関与するD2様受容体に対する免疫活性が検出された。これらの結果から、精神活動に伴って唾液分泌が調節されている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストレスにより口が渇くことや(唾液の減少)、おいしいものを見たり想像したとき唾液が出るように、精神活動により唾液分泌が変化することが知られる。しかしそのメカニズムは全く知られていない。本研究は、精神活動に関わる神経伝達物質のドパミン、セロトニンおよびノルアドレナリンが唾液分泌の副交感神経の中枢に影響することを示した。ストレスを減らした生活はおいしく味わって食べることにつながり、延いては健康な生活を送ることにつながるということを本研究は示唆しているかもしれない。
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