研究課題/領域番号 |
18K11025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
久恒 昭哲 熊本大学, 薬学部, 非常勤講師 (50347001)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | シアル酸 / 糖脂質 / ガングリオシド / 中枢神経 / 精神症状 |
研究実績の概要 |
スフィンゴ糖脂質の一種であるガングリオシドは、細胞膜上に局在し、細胞のシグナル伝達の調節や,神経細胞の突起伸長などに様々な生理機能に関与し、さらには病態発現への関与が示唆されている。本研究では、中枢神経系におけるガングリオシドの生理的および病態生理学的な意義に注目し、その作用およびそのメカニズムについて、培養細胞系および動物個体を用い解析を行う。
生体内においてシアル酸複合体およびその関連物質が、炎症などの生理反応を調節したり、病態発現に寄与することから、脳内において主要なシアル酸複合体であるガングリオシドに注目し、その役割について検討したところ、主要なガングリオシドが中枢神経系細胞における生理反応に対して著明に影響することが分かった。すなわち、脳機能に対してガングリオシドが調節因子として機能している可能性があることが示唆された。そこで本研究では、ガングリオシドと脳生理機能に対する影響について調査するべく、生活習慣病や中枢神経系変性疾患などのモデル動物を用い、自発運動や情動行動などの行動薬理学的手法を用いてそれらを解析するとともに、それらに対する各種ガングリオシドのプロファイリングを順次実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初予定していた計画よりも遅れが生じている。共同研究や委託研究等を活用することにより、研究の推進を図る予定であったが、感染症による影響により、それらが滞った。
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今後の研究の推進方策 |
感染症による影響が徐々に薄れてきたため、自身での研究活動はもとより、共同研究や委託研究等を有効に活用することにより、研究の更なる推進を図る予定である。
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