研究課題/領域番号 |
18K11026
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
加藤 順子 名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 研究員 (70761401)
|
研究分担者 |
木村 和哲 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (00423848)
片岡 智哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (20737928)
川出 義浩 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (20738439)
前田 康博 藤田医科大学, 共同利用研究設備サポートセンター, 准教授 (60275146)
堀田 祐志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 講師 (90637563)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 性機能 / 勃起障害 / 炭水化物 / 炭水化物食 / 血管内皮機能 / 勃起機能 / 神経障害 / ダイエット / 血管内皮 / 内皮機能 / 男性ホルモン |
研究成果の概要 |
『低インスリンダイエット』で減量に成功した人も多いが、その危険性も報告されている。本研究では、『低インスリンダイエット』が男性性機能へ及ぼす影響を検討した。 本研究では炭水化物制限食(lowcarbohydrate diet; LCD)を飼料として与えるLCD群と通常食を与える通常食群の2群を作成した。等尺性張力測定により経壁電気刺激による弛緩反応を測定したところ、LCD群で有意な反応の低下が観察され、神経型一酸化窒素合成酵素(nNOS)およびS1P1のmRNA発現量がLCD群で有意な低下が観察された。神経細胞を傷害した可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より、極端に炭水化物を制限することで神経系を介した勃起障害の発症が示唆された。本研究では、一部の成分を除き、炭水化物をたんぱく質に置換するという極端な条件であったため、今後は炭水化物の摂取量を段階的に変えて検討を行う必要がある。また、炭水化物制限食によって勃起機能が低下した後に、通常の飼料に戻すと勃起機能が回復するかどうかも検討する必要がある。しかし、極端な食生活が将来の性機能にも影響を及ぼす可能性があり、注意が必要であると考える。
|